受験情報

大阪大学入試に関して【工学部】

 

大阪大学入試に関して【工学部】

宇部高生の皆さん、こんにちは!

宇部高校専門塾の黎明会予備校 受験コンサルタントの坂根です。

本日は大阪大学工学部をご紹介します。基礎工学部との違いをシンプルに挙げると、基礎工学部が理学部と工学部との融合学部の位置づけであるという点が違うところです。基礎工学部の方が理学部的要素が強いということですね。ただ、似ている点も多々あるのでどちらに出願するかは迷うところです。工学部か基礎工学部どちらがいいかは、各学部の研究室でどのようなことをやっているか、詳しく見てみるといいかと思います。

それでは工学部の受験に関してまずはまとめていきます。ぜひご覧ください。

大阪大学工学部/各学科の学校推薦型選抜合格者数

・応用自然科学科(合格者数22名)

・応用理工学科(合格者数25名)

・電子情報工学科(合格者数17名)

・環境・エネルギー工学科(合格者数8名)

・地球総合工学科(合格者数12名)

出願に関して

□推薦人数は各学校1学科につき4名以内

□次の5つの中からいずれかに当てはまる人

→□高等学校等において、数学、物理学、化学、生物学、地学など科学分野の自由研究又は課題研究を行った人

→□大阪大学 SEEDS プログラムに参加経験のある者

→□科学分野のコンテストに出場経験のある者

→□調査書の数学、理科の評定平均値が全て 4.3 以上の者

→□次の試験のいずれかを選択し、そのスコア証明書又は合格証明書を提出できる者

→□英検(方式は問わない)準1級以上

→□TOEFL-iBT スコア 80 点以上

→□IELTS(Academic Module)スコア 6.0 点以上

□大学入学共通テスト

→□国語、社会(世界史、日本史、地理、倫理・政治経済から1つ)、理科(物理、化学、生物、地学から2つ)、数学ⅠA・ⅡB、外国語

→□英語選択次には、リーディング150点、リスニング50点に換算

流れ

第1次選考

→□志願者数が募集人数の約2倍を超えた学科については、第1次選考を行う

第2次選考

→□書類審査+面接の結果+大学入学共通テストの成績を総合して合格者を決める

→□共通テストの配点は国語200点、社会100点、数学200点、理科200点、外国語200点の合計900点

→□面接は100点

※→□面接と共通テストを合算して1000点で判断するのではなく、面接は面接、共通テストは基礎学力の確認に利用するなど、それぞれ役割が違うので総得点で合算はしない点に注意。このことから、もし共通テストで満点を取ろうが、面接がダメなら不合格という可能性もあることが伺える

大阪大学工学部/一般選抜(合格者736名)

※5学科のうち、第1志望を選択すること。希望があれば第2志望も5学科の中から選択可能

共通テストに関して

→□国語+社会1つ(世界史、日本史、地理、倫理・政治経済の中から)+数学ⅠA・ⅡB+理科2つ(物理、化学、生物、地学の中から)外国語

→□配点は社会、理科、外国語が50点、その他全て75点の合計300点に圧縮される

→□外国語は200点分をリーディング150点、リスニング50点と換算し、50点分に圧縮する

□2次試験が英語、数学(数Ⅲ含む)、理科2つ(物理必須。化学、生物の中から1つ)

→□配点は英語200点、数学250点、理科250点、合計700点。共通テストと合わせると総合計1000点の入試

 

※→□学部全体の志願者数が募集人数の約3倍を超えた場合は、第1志望学科の志願者数が約3倍を超えた学科のみ、第1次選抜を実施する

→□第1志望学科で第1次選抜が不合格になった場合、第2志望学科も不合格になる

合格者の決め方

→□受験者全員を成績上位の順から並べ、成績上位順に各学科に合格者を振り分けていく。もし第1志望の学科が定員に達し、第2志望の学科が募集人数を満たしていない場合には、第2志望の学科に合格が決まるというシステム

終わりに

いかがだったでしょうか。一番のポイントは一般選抜において、成績上位順から合格者が決まっていく、というシステムです。先日ご紹介した理学部の合格者決定システムに似ていますが少し異なります。どちらにせよ、成績がいい人を学科の枠を超えて救済するというのが第2志望システムの意図であるかと思います。第2志望だろうが、成績のいい人は欲しい、というのが阪大理学部と工学部の試験を作った方の思いなのでしょう。

今回は以上になります。

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