夏期課題テスト：化学基礎【1年生】
宇部高生の皆さん、こんにちは！
宇部高校専門塾の黎明会予備校 受験コンサルタントの坂根です。
1年生の夏期課題に関しては各科目、提出課題があるものとないものがあります。生物基礎はレポート提出で、これはこれで大変そうです。一方の化学基礎は、夏前に先生方が予告していた通り、今までの全範囲からなる夏休み明けテストが予定されています。
個人的には生物のレポートの方が面倒くさいような感じです。化学基礎に関しては多くの方が受験に使うかと思うので、せっかくのこの縛りを有効活用するといいかと思います。それにしても、年を追うごとに大学生のような課題が高校生に課されているような気がします。これぞ高大接続、高校と大学とのカリキュラム連携の流れの賜物なのでしょうか。高校生は大変です。
それでは、化学基礎の夏期課題テストについて考察していきたいと思います。
新リピートノート化学重要ポイント
□指数計算、有効数字への対応
→愚直に反復するほかない
□化学式・イオン式・化合物
→仕組みを理解し、暗記していくこと
□原子量
→問題番号２０（３）と問題番号２１（４）を素早く解けるようにしておくこと
□分子量・式量
→化学式などヒントが書いてあるが、ヒントなしでも解けるようにしておくこと
□物質量
→セミナーよりもより基礎に特化した形で問題量は多い。濃度の問題が苦手な人が多いので、何度も繰り返し解くこと
□溶解度
→濃度の問題と共に、苦手な人が多い印象だが、飽和水溶液の質量によって析出する結晶の質量が変わるだけ、ということを認識すればたやすい問題。なぜどうしてこうなるのか突き詰めて考えれば文理問わず必ず習得できよう
化学基礎の課題を取り組むにあたっての問題点
□やる気が出ない
□集中して一気にやれない
□家でこの手の演習ドリルをするのは相当の精神力が必要
□提出締め切りに追われて、直前に一気に答えを写したりする人も多そう
ページ数は２０ページとそんなに多くもないですが、正直夏休みが、化学式など暗記したり、計算問題を集中してやるにはもってこいの季節、というわけではなく、苦行のように感じる人の方が多いと思います。化学が好きでない人にとっては避けたい部類のノートです。どうしたらいい感じに実施できるのでしょうか。
対策
□家じゃない場所で一気に解く
□１周ではなく２周解くことを目標に、スケジュールを立てる
家だとオリンピックや自分の趣味に没頭し、化学基礎を積極的にやろう、なんて気には恐らくなりません。また、１周解いたところで忘れるのが人間です。
家ではない場所で、提出日までに２周解く、というセッティングをすれば、化学基礎に関しては夏課題テスト必ず平均点以上は見込めると思います。
先に言っておきますが、化学基礎は序の口です。文系の人でも対応できるようになっています。ただ、２年生になって化学になった途端、難易度は更に跳ね上がり、化学基礎をおろそかにしていた人は理系の中で脱落を余儀なくされます。
やる気が出なかったらどこかで勉強しましょう。そして改めて計画も見直しましょう。低学年次の夏は、どうやって誘惑から抜け出すか、その対策が肝心です。受験生になったらほぼ全員本気になっています。ただ、厳密に言うと、受験生の夏で一変する人は一握りです。受験生時に笑えるように今を大切に過ごしてください。
今回は以上です。
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