国公立大学志願者数に関して④｜宇部高校生専門塾｜国公立大学難関私立大学受験

国公立大学志願者数に関して④

宇部高生の皆さん、こんにちは！

宇部高校専門塾の黎明会予備校 　受験コンサルタントの坂根です。

定期テストも終了したころだと思います。皆さんお疲れ様です。手ごたえはいかがだったでしょうか。日頃の努力が点数になって返ってくることを願っております。

１０年前、２０年前、そして現在

さて、このブログを書いているのは、３月１１日です。３・１１東日本大震災から１０年が経ちました。震災のことを思い出すとき、私は２００１年のニューヨークで起きた同時多発テロのことが頭をよぎります。２０年前ですね。宇部高生の皆さんはまだ生まれていないのが驚きです。自分も年を重ねたんだとしみじみと思います。

今は新型コロナウィルスという未曽有の危機にさらされ、１０年周期で人類は大きな試練を与えられていることになります。人災、天災、ウィルス、どれも恐ろしいものですが、私は今、自分にできることを精一杯やるしかない、と思うことにしています。働けることに感謝し、関わる人に感謝し、日々過ごしていこうと、本日改めて思った次第です。助け合いって本当に大事ですよね。

それではラスト、九州・沖縄地区です！

本日は、国公立大学志願者数ラスト回です。九州・沖縄地区を取り上げます。特に私は九州全県、何度か周った経験があり、出会った方々に優しくされた印象が強く残っております。個人的にお勧めの地区で、大学生活も楽しいだろうと想像します。

宇部市は九州へのアクセスが山口県内でもよい地域なので、北九州市や博多、大分にある大学を志望される方が宇部高生も多いようです。今回取り上げる情報もぜひ出願の参考にしてください。

【九州・沖縄地区】

〇増加

１位　九州歯科大学（前年比１６２％）

２位　沖縄県立看護大学（前年比１４７％）

３位　宮崎県立看護大学（前年比１４５％）

４位　福岡県立大学（前年比１２４％）

５位　宮崎大学（前年比１１５％）

６位　鹿児島大学（前年比１１０％）

減少

１位　大分大学（前年比６９％）

２位　宮崎公立大学（前年比７１％）

３位　福岡女子大学（前年比８１％）

４位　熊本県立大学（前年比８４％）

５位　沖縄県立芸術大学（前年比８５％）

※考察

□大分大学は医学部医学科や看護学科の志願者数が減少し、看護学科は１．０倍と非常に出願者にとっては幸運な形になった。その分、福岡県立大学の看護学部に流れたのかもしれない。福岡県立大学は大分からもアクセスは悪くないので競合になり得るのだろう

□宮崎公立大学は人文学部国際文化学科1学部のみで減少したとはいえ、３．１倍の倍率なので前年が高かったと言える

□宮崎県立看護大学が増加しているが、宮崎大学の看護学部の志望者がその分下がっている。地元の国公立と公立大学で学部が被る場合は共通テストの出来にもよるが、どちらに出願するか悩ましいことが窺える

□その宮崎大学で増加した学部は、地域資源創生学部や、農学部の環境系の学科だったりと、ここでも地域密着型学部と環境系の学部に対する今年の受験生の志望度の高さが窺える

□九州大学に関しては前年比１０３％増。文学部と法学部が微減したが、それ以外の学部は微増。どの学部もほぼ変わらない安定した人気を証明した。また、以前ブログで取り上げた芸術工の学科一括入試が一番割合としては増えていた。倍率が５．４倍なので、ここでもコースを進級時に選択できるという側面を持った学部学科の人気の高さが今年のトレンドの一つであることを象徴している

□九州工業大学も前年比微増。安定していた。山口からもアクセスしやすいので、宇部高生にも毎年人気の大学であるが、九州では熊本大学の理系学部と比較され、九州では九州大学に次ぐNo.2の難易度である。就職実績もいいので今後も人気は安定するだろう

□沖縄に関しては琉球大学微増、名桜大学ほぼ横ばいだったので、安定して国公立人気が継続したと言える。あとは、他県からどれだけ志望者がいたのか気になるところ

おわりに

北から南まで様々な大学を取り上げましたが、どこの国公立大に行くのが正解か、それは正直分かりません。ただ一つ、どこの大学に行ったかで人生は間違いなく変わります。私は多くの受験生を見てきましたが、「絶対〇〇大学に行く」と口に出している人ほど、合格していました。他人に自分が行きたい大学を言うのが恥ずかしい時期もありますし、必要性もないかもしれませんが、強い思いは合格を引き寄せます。ありきたりな精神論で面白くもなんともないですが、大切なことです。言葉は言霊とも言いますので、私もネガティブなことはあまり言わないように心がけていますが、とにかく言葉の力は絶大です。ぜひ努力して、「〇〇大学に行きたい」と堂々と言える人になってもらえたら嬉しいな、なんて今回この記事を通じて感じた次第であります。

本日は以上です。