宇部高校仮入学日を迎えて

 

宇部高生の皆さん、こんにちは！

宇部高校専門塾の黎明会予備校 　受験コンサルタントの坂根です。

３月２６日（金）ですが、新高校１年生にとっては宇部高校の仮入学日でしたね。

各中学ごとに、登校時間が区切られていたそうなので、まだ新たな同級生との交流はできなかったと思いますが、次の学び舎を訪れることで、ますます期待に胸が膨らんだことだと思います。

３年間の教育課程のプリントに関して

そして、恐らく３年間の教育課程のプリントを学校の先生から頂いたかと思います。

耳慣れない教科や科目が並んでいてよく分からない点などはなかったでしょうか？

本日は今後悩むであろう教科選択や科目について、豆知識的なものをご紹介いたします。

ぜひご覧ください。

どの教科を取ったら受験に勝てるのか？

点が取りやすい教科科目は個人個人違います。

とりあえず、受験に勝つためにどういう点を押さえたらよいか、どういう点に皆さん悩まれるのか、色々挙げさせていただきます。ご参考になれば幸いです。

悩むポイントたくさんあります

□共通テスト社会科目に関しては、世界史、日本史、地理選択であれば出願時に問題は起こりづらい。ただ、公民科目（現代社会、倫理、政治・経済、倫理政経）を共通テスト受験科目として使う場合、使えない大学もあるので注意

□今年の共通テストは、社会の中で一番倫理が平均点が高かった（倫理は７１．９６点、倫理・政経は６９．２６点）。それに、公民科目が日本史・世界史・地理よりも勉強時間が短縮できる点も鑑みると、倫理を使えた人にはメリットしかなかったことが推測できる。この辺りは受験する大学にこだわりがあればあるほど、戦略は立てやすい

□科目選択が一番迷うところなので、そのときまでに、ある程度志望校を絞っておく必要がある。文系の方が理転するケースは少ないが、理系の方が文転するケースはたまに見かける。そうならないためにも、志望系統だけは早めに決めておくことが望ましい。困った場合は学校の先生だけでなく色々な人にアドバイスをもらうのも新たな視野が開ける可能性がある

□地歴教科の選択に悩む生徒は多い。日本史、世界史、地理の中で、どれを選ぶのが正解か、非常に悩ましい問題である。悩んだら結局好きなものを選ぶのが一番とはいえ、点を取りやすいか否かという点で必ず相性はあるので、選ぶ際は慎重に

□日本史と世界史で悩んだら、カタカナを暗記するのが苦になるか、そうでないかを基準にするといいかもしれない。もしマルクス・アウレリウス・アントニヌス帝という言葉を暗記するのが面倒だ、と思ったら世界史とは相性が悪いかもしれない。など、色々と相性チェックができるので、事前に教科書や問題集を見ておくことをお勧めする

□数学が得意な人は、社会の中で地理を選択する率は高い。数字データを多々紹介されるので、地理はその点、ただ語句を暗記するというわけではなく、一般的には理系の方向きなイメージ

□自分の志望校の２次試験で、社会がある場合は要注意。例えば文系の場合、日本史、世界史でないと受けられない学部学科があり、その点も必ずチェックすべき項目である

□共通テスト理科科目に関しては、基本的に、文系の方は受験で使うのは理科基礎２科目を使う

→物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎の中から２つ選ぶのがスタンダード

□理科に関しては、基本的に理系は物理・化学の組み合わせか、化学・生物の組み合わせに分かれる。

□理科基礎は、今年に関しては物理基礎が平均点が高く、化学基礎が難しかった。年によって差が出るのでお勧めは絞れないが、問題演習を徹底的にやれば理科基礎は攻略できるのであまり悩まず好きなものを選べばよい

□理系の場合、多くの大学で数学Ⅲが必要だが、大学によってはⅠA・ⅡBで大丈夫なところもあるので、Ⅲが必ずしも必要でなくなる場合もある。ただⅢがいらない大学学部は、逆に偏差値が高いこともあるので要注意

□私立にするか国立にするかで、もちろん取り組むべき教科科目の優先順位が変わる。もし迷ったら国立プランで科目選択をするのが王道。ただ、教科が少ないから私立が楽、というわけでなく、MARCH、関関同立レベル以上になると、また独自の対策が必要なので、そのあたりも注意すること

迷ったら、困ったら、他人に相談してみましょう！

いかがでしょうか。

今まで私が見てきた高校生の方々を思い返してみると、志望校が決まっていない方ほど、文理選択を悩み、科目選択に苦しんでいらっしゃいました。ただ一方で志望校が決まっていても、社会と理科に関してはどれを取った方が自分にとっていいのか、それは皆さん悩むところだと思います。正直、これに関しては、受験を経験した人にアドバイスを求めるのはありだと思います。受験のありとあらゆる選択はもちろん自分の意見が一番大切ではありますが、客観的な意見に耳を傾ける資質もあった方が色々とよいかとは思います。自分の中にあるものを自分の中に留めるだけでなく、誰か他者に自分の意見をぶつけてその反応を確かめるという過程はより人を成長させます。受験で上手くいく人はそうやって他人を上手く使っています。孤独になりすぎない受験生の方が結果第一志望合格を勝ち取った事例が私の経験上多いです。コロナ禍で一人になることも多いかとは思いますが、勉強の対話をすることも個人的にはお勧めしてはいます。私自身も黎明会予備校では、対話の部分も大切に生徒さんと日々頑張っていきたいと改めてこのブログを書きながら感じた次第です。

本日は以上です。

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