高校3年生向け:共通テスト国語対策アドバイス
こんにちは!
宇部高校専門塾の黎明会予備校 です。
共通テストに向けた記事になります!
高校3年生向け:共通テスト国語対策アドバイス
2025年に高校3年生となる皆さん、共通テスト国語の学習準備は進んでいますか?本記事では、2025年度共通テスト国語の講評をもとに、効果的な学習法を解説します。
1.2025年共通テスト国語の講評
(1) 全体的な傾向
- 難易度:易化
全体として昨年よりもやや易化しましたが、設問数の減少や選択肢数が4つに統一されたため、スムーズに解答できた受験生も多かったと予想されます。 - 実用的文章の出題継続
実用的文章は今年で2年目。文章や資料を基に自分の考えを求める新傾向の出題が特徴です。資料の読み取りや表現力が問われます。
(2) 大問ごとの特徴
- 第1問:評論文
- テーマ:観光における眼差し。
- 単純な二項対立を超えた内容理解が必要。
- 選択肢数が5つから4つに減少し、根拠が明確で難易度は低下。
- 第2問:小説
- 出典:蜂飼耳『繭の遊戯』。
- 簡潔ながら比喩表現が多く、読解には深い洞察が求められる。
- 設問数は昨年と同じだが、選択肢が絞られたことで時間配分がしやすい。
- 第3問:実用的文章
- 外来語(インフォームドコンセント)についての資料を基に、自分の考えを述べる設問。
- 複数の資料(文章・グラフ)を関連づけて考察する力が必要。
- 第4問:古文
- 出典:『在明の別』と『源氏物語』。
- 敬語の方向を問う新しい設問が追加されましたが、基本的な知識で解ける内容。
- 第5問:漢文
- 出典:『論語』に関連する江戸時代の漢学者の注釈と読書論。
- 内容は例年と大きく変わらず、知識と読解力で安定して得点できる設問構成。
2.学習方針と対策
(1) 現代文
- 評論文
- 論理的な読解力を鍛えましょう。本文を読みながらキーワードや論旨を整理し、選択肢を根拠をもって選べる力を養うことが重要です。
- 設問を先に読んで問いの内容を把握し、効率よく解答する練習をしましょう。
- 小説
- 客観的かつ正確に本文を読み取る練習が必要です。
- 登場人物の心情や場面描写を丁寧に追い、表現の意図を考察する力を養いましょう。
- 実用的文章
- 資料の読み取りや統合力が求められるため、過去の共通テスト問題や試作問題を活用して練習しましょう。
- 表現方法を考える設問では、論理的かつ簡潔に意見をまとめる練習を行うことが大切です。
(2) 古文
- 古文単語や文法、敬語の知識を早期に身につけましょう。
- 敬意の方向や場面の状況を正確に把握し、設問に応じた適切な判断ができる力を養いましょう。
- 『源氏物語』など頻出作品に親しみ、物語の背景や登場人物の関係性を理解しておくと得点に繋がります。
(3) 漢文
- 基本的な句法や返り点の知識を徹底的にマスターしましょう。
- 漢文のテーマや背景に触れつつ、読解練習を繰り返すことで、スムーズに問題に対応できる力をつけましょう。
3.効果的な学習スケジュール
- 基礎固め(1学期まで)
- 古文・漢文の基礎知識をしっかり固める。定期考査対策を十分にしましょう!
- 現代文の読解力を鍛えるために、毎日1題を目安に問題に取り組む。
- 応用力の強化(夏休み)
- 古文漢文の問題集を周回実施しましょう
- 共通テスト過去問20年間分を準備しときましょう。
- 共通テスト型問題や模試を積極的に活用し、実践力を養いましょう。
- 時間配分を意識し、90分で5題を解き切る訓練を重ねてください。
- 仕上げ(秋以降)
- 模試の復習を徹底し、弱点分野を補強する。
- 過去問や問題集を繰り返し解き、本番を想定した演習を重ねる。
- 実践問題集を3種購入して実施しましょう。
最後に
共通テスト国語は、時間配分と設問対応力が合否を分ける重要な科目です。基礎知識を確実に固め、読解力と考察力を養うことで得点力を向上させましょう。模試や演習を活用して、本番で安定した力を発揮できるよう計画的に取り組んでください。
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